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2012.04.06 Friday

顔の断面

 

能舞台に出てくる面は大体が美男美女の面です。
注意していただきたいのは、「おかめひょっとこ」の面は狂言面で、能面ではないです。

面の平面図の顎下の位置(A')と頭の天辺(B')は、面を平らなところに置きますと平面から少し空中に持ち上がったところにあります。
写真のA,B 点が水平面の位置で、これをA',B' の位置に移すことが大変大事な作業になります。

A',B' の位置が決まったならば、顔の一番前の位置〔額・眉間・鼻筋・顎の線〕が写真のタテ型が示すところです。
能舞台に出てくる面は大体が美男美女の面と断ったのは、目玉が眉間より飛び出しているようなことはないということです。
狂言面の「乙」は「おかめ」ですが、この面は頬が鼻より高く見えます。

明日はA',B' の位置を決める作業を示します。
2012.04.05 Thursday

木取り II

  

かまぼこの形から面の平面の形である楕円形の形に仕上げていきます。
左の写真のように平面の型紙のように楕円形の形状に削りこみます。ただし、この時点ではまだ平面の輪郭はラフです。
側面は,この前の工程でかまぼこ状にしたままです。
ここまでは1時間くらいで一挙に作業が進められますが、これからが細かな手作業に入り大変です。
2012.04.04 Wednesday

木取り

  

檜のブロックから材料の荒取りを行います。
左の材料は既に刃物が入っていますが、面の平面を材料に書き込みます。このときに面の断面を小口に書き込みます。
右の写真のように鉈でダイナミックに不要な部分を削ぎ落としていきます。
この作業は繊細に行う必要はないですが、刃物を振り回しますので安全に気をつけます。
最も大切なのは自分の指を切り落とさないことですが、木っ端の飛ぶ方向に人がいないように気をつけます。飛んできた木っ端で目を傷つける恐れがあります。

この作業が終わりますと、右の写真のようなかまぼこ型の形になります。
2012.04.03 Tuesday

型紙

  

師匠からはオリジナル面から起こした型紙が与えられます。
左の写真の楕円形の型紙は面の平面を表しており、目鼻などの場所が座標で示されています。
左の写真の三日月のようなタテ型が最も重要で、面の断面の形が決められます。
全部の型紙の使い方は制作プロセスの過程で説明していきます。
2012.03.31 Saturday

能面を再び打ち始めました

 

インドの会社とか、なかなか気持ちが落ち着かず2年も遠のいていた面打ちを再開しました。
左の写真の「小面 (こおもて) 」を打ちますが、右の写真の檜のブロックが1年後には左の写真のような別嬪に仕上がりますよ。
少しずつ面打ちのプロセスを紹介します。気の遠くなるような作業が続きます。

小面(こおもて)
「小」は可愛らしい、若くて美しいという意味で、もっとも若い女の面ある。能にすっかり陶酔した豊臣秀吉が龍右エ門に打たせたと伝えられいる名物に「花月雪」の三面があり、現在花は三井家が、雪は京都の剛家が所有しており、月は行方不明となっている。http://nohmask21.com/koomote2.html より引用

私ども、面打ちは昔、殿様が打たせたオリジナルのコピーを打つことです。そこに芸術性があるかは打つ人により異なりますが、技術屋の私にすれば工芸と思っています。
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