2012.11.23 Friday
能面の表情
名古屋大大学院情報科学研究科・川合伸幸准教授が行った能面の表情に関する研究成果が米科学誌「プロスワン(PLoS ONE) http://www.plosone.org/ に掲載されるようです。 早速、先生にお会いして研究の内容をお伺いしたいものです。
発表論文は The Mysterious Noh Mask: Contribution of Multiple Facial Parts to the Recognition of Emotional Expressions です。
URL は http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0050280 です。
論文から分かりやすい画像を取り出しました。
左の写真(A)はコンピューターグラフィクスで作成したもので、能面が笑ったり(B)、悲しんだり(C)するとこんな顔になると言うイメージです。
実際の能面を下から見上げる・・・縁者が顔を少しのけぞらす(D)と硬い表情に見える。(F)は(D)の模倣です。
逆にうつむき加減(E)にすると喜びになります。 (G)は(E)の模倣。
実際に私どもが面を打つときは、そのようなことまで考えて打つよう指導されています。
しかし、そのように言われても分かりませんので具体的な刃物の入れ方が指導されます。
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