2012.04.22 Sunday
木取り
左の写真は顎のほうから撮ったものです。少し尖がったところが鼻です。
この時点で右の写真のように面の裏も彫り始めます。それは乾燥により材料が割れることを防ぐことと、取り回しを楽にするためです。左手に面を持ち右手で刀を扱うので、面の裏がへこんでいると作業が随分楽です。
材料を原型のブロックに近いままにしておくと木口にひび割れが生じます。それは乾燥するに従い材料が収縮して応力が発生するらしく、木の繊維に沿って割れます。
裏を彫っておけば応力が分散するようです。裏が彫れない時点では木口にボンドを塗って乾燥を防ぎます。
5,6月はサイクリングのため彫れないのでしばらくアップデートはありません。
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