2012.04.21 Saturday
砥石

面を打つには刃物の手入れが大切です。
特に、砥石の面を平らにすることが大切で、1〜2時間くらいかけて面だしを行います。
3枚の砥石を相互にすり合わせます。これを丹念に行うことにより平らな面が作られます。
幅の狭い刀ならば適当な平らな面があればそこそこ研ぐことが出来ますが、幅3センチもある押しのみの場合は広い平らな砥石が刀の切れ味を左右します。
左端が仕上げ用の砥石ですが、面の中ほどが黒くなっています。これは刀を研いだ時に面が摺りへ込んでしまった状態です。
気持ちが面を打ちたいと思ったときに、すぐに作業にかかれるように面打ちが終わったならば直ちに刀を研ぐことが好ましいですが、私のようなものぐさは打つ前にやおら刀を研ぎます。
だから、砥石の手入れも、刀の手入れもいい加減になってしまいます。まあ、いいでしょう。これで食い扶持を稼ぐわけでもないから。
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